プロの印刷屋の独り言

印刷のプロから見た印刷業会のことや印刷トラブル、印刷技術情報などをお伝えします。

特色インキの印刷は難しい

印刷のクレームで一番多いのが、
色関係です。


カラー印刷の場合
思っていた色に刷り上がっていない
(どんな色やねん)
画面の色と違う
(合うわけないやん)
プリンターの色と合ってない
(知らんがな)
色ムラがある
(すみません)
校正刷りと色が違う
(刷り直します)


特色印刷の場合
色が違う(ごめんさない)
濃度が違う(ごめんさない)
ムラがある(ごめんさない)

などなど。


カラー印刷の場合
最近は印刷前にプルーフ(簡易色校正)を出すので、
それに合わせておけば色に関するトラブルほとんど皆無です。


色のクレームになるのは
プルーフなしで印刷した場合に起こるケースです。

 

 

特色の場合は厄介なことに
色違いによるクレームが非常に多いです。

 

色違いと言っても、赤を青で印刷した訳ではなく、
少し色調が違う程度です。


それでもクレームはあります。


特色インキは調色が非常に難しく、
指定色(DICやパントン)にぴったりと合わすのは
至難の技です。


今は調色機を導入している会社さんが多いと思います。
それでも完璧ではなく、
微調整は人間がしてます。


同じインキでも濃度によって色は変わります。
また、用紙によって発色(色の見えかた)が違うので、
これがまた難しいです。


例えば、上質紙とかマット紙なんかは
ドライダウンと言って
刷ってすぐの色より、乾燥してからの色の方が薄くなります。


用紙によってその差はまちまちです。
刷った時は色指定の色通りに印刷しているのに、
乾燥してから薄くなるので、
色指定との色差からクレームになることもあります。


それなら刷り上がりの色の指定ですと
初めに言ってくれれば少し濃いめに印刷したのに、、、
なんて事もあります。


こう言ったトラブルは事前に
防ぐことはできます。


印刷前の打ち合わせの時に聞いておけば済む話です。
要はコミュニケーション不足ですね。

 


印刷通販で特色インキの印刷をされているところもありますが、
商品によっては受け付けていないものもあります。

 

特色インキの印刷は
カラー印刷に比べてクレームも多く
印刷トラブルも多いので、
印刷通販では扱われないところが多いのです。


有っても、別途見積もりとか
料金は非常に高額になりますので、
特色インキの印刷の場合は印刷通販は利用しない方が得だと思います。

 

 

まとめ


特色インキの印刷は近くの印刷屋さんにご相談ください。

通販価格よりもきっと安く印刷できるはずです。