プロの印刷屋の独り言

印刷のプロから見た印刷業会のことや印刷トラブル、印刷技術情報などをお伝えします。

昔は印刷職人って言いましたね。

 

最近はあまり聞きません。

印刷オペレーターに変わったのかも?

 


印刷に職人と呼べる人が果たしているのでしょうか?
ものづくりされている他の職業には確かに職人さんはいらっしゃいます。


印刷技能士という国会資格がありますので、
印刷は職人ではなく技能者でしょう。
技術者でもないですね。


この資格は印刷会社に勤めていて
受験すれば、ほとんどの方は合格できます。


ですので、あまり値打ちがありませんが、
知らない人には国会資格なので自慢できるかな?


この試験は実務技能だけでは無く、
学科もあります。


1級と2級がありますが、
どちらも実務経験があれば受験できますので、
長く勤めてさえいれば、取れます。

 


オフセット印刷のオペーレーターは
車のレーサーと同じように思います。


機械(車)の性能が良くても
良いものが刷れる(早く走れる)わけではありません。


どちらもマシンの操作は人間がしているので、
その人間によってマシンの性能がどこまで引き出せるのかが違います。

マシンの性能を最大限まで引き出せる
オペレーター(ドライバー)が優秀な人だと思います。


レースもオフセット印刷も微妙な環境の変化で
様々なトラブルが起こります。


それを瞬時に察知して
操作するのが一流だと思います。


音を聞いただけで、
異常を察知するくらいでないとダメでしょう!


やはりそれには経験が必要になってきます。
多くの失敗から学ぶ知識と経験が求められるのが印刷技術だと思います。

 

時代と共に機械が自動化し、進化しても、
印刷技術自体は昔と何も変わっていません。

 

印刷理論は何も変わっていないので、

知識は必要です。

 

オフセット印刷に求めるオペレーションスキルは
刷り出しから早く色を安定させ
その色を最後まで変わらないように刷り上げる事です。


要は本刷りを早くスタートさせ、
最後まで色ムラを出さない事ですね。

 

機械が進化しているので、
人間が手を加える部分が減っています。


職人技と言うよりこれからは
印刷に関する知識の方が重要だと思います。


最後に
印刷の職人技といえば、
特色インキの色合わせぐらいでしょうかね。
それも機械の方が早くて正確です。