プロの印刷屋の独り言

印刷のプロから見た印刷業会のことや印刷トラブル、印刷技術情報などをお伝えします。

印刷物のトラブルは印刷だけではありません。

 

印刷物のトラブルは
印刷時が多いのですが、それだけではありません。

 

印刷してそのまま納品することはありません。
印刷の後には必ず切ったり、折ったりの加工が必要です。


後加工の化粧断裁(四方を指定サイズに切る)のミスも意外と多いのです。

 

デザイン的に断裁がシビアな条件ものは、
少しずれると問題になったりします。

 

断裁がシビアなデザインとは
四方に細い枠があるようなデザインです。


例えば、下の図のような診察券(笑)
周りに2ミリの枠があります。

 

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断裁が0.5ミリずれるだけで下の図のようになります。

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1ミリずれたらちょっとクレームを言いたくなりますが、
そもそも塗り足しが3ミリ必要です。
と、どの印刷通販のホームページに書いています。

 

一枚ずつ断裁するのではなく、
数十枚から数百枚を重ねて断裁するので、
多少は、ずれると言うことです。


大きな用紙に数種類の商品が一度に印刷され、
それを個別に断裁して行く過程で、ずれは発生します。


丁寧に仕事をしていれば、
ずれを確認しながら断裁できますが、
ネット印刷でそこまでしてくれるのか?
少し不安はあります。

 

正確な断裁が必要な印刷物は
印刷通販を利用されるときには注意が必要です。

 

トラブルを未然に防ぐには
データ入稿の時に断裁に注意して下さいと
伝えておくことをお勧めします。