プロの印刷屋の独り言

印刷のプロから見た印刷業会のことや印刷トラブル、印刷技術情報などをお伝えします。

ストリップ訂正はもう出来ません。

ストリップという言葉に

やらしい事を想像して、このブログを見た人には残念ですが、

そっちのストリップではありませんが、

意味は一緒です。

 

ストリップ訂正とは

簡単に言えば剥がして貼り変える事です。

 



現在では印刷の刷版は

CTP(コンピュータトゥプレート)出力が当たり前です。

 

1世代前(CTP出力の前)

製版フィルムを出力して、刷版に焼き付けていました。

 

再版で少しだけ訂正がある場合は

ストリップ訂正(修正)と言うものをしていました。

 

ストリップ訂正とは

少しの修正の場合に製版フィルムの修正部分を削って、

その上から修正したストリップフィルムと言う、薄いフィルムを

貼り付けて訂正するのです。

 

修正が多い場合は

製版フィルムを再出力してましたが、

少しの場合はストリップ訂正の方が、

時間的にも、費用的にも合理的でした。

 

今は製版フィルムから刷版を

作ることも非常に少なくなりましたが、

完全になくなったわけではありません。

 

しかし、

ストリップフィルムがもうないので、

一部でも修正がある場合は

刷版を作るのは難しくなります。

 

製版フィルムからの再版で、

データがないものは

作り直すしか方法はないと思います。

 

でも、その費用は誰が負担するのでしょうか?

今更お客さんに言っていただく事はできないと思います。

 

この問題は難しいと思います。