プロの印刷屋の独り言

印刷のプロから見た印刷業会のことや印刷トラブル、印刷技術情報などをお伝えします。

印刷機メーカーが印刷の未来を決める

印刷会社は印刷機をメーカーから購入して印刷しています。

 

印刷機メーカーがなければ印刷できないのです。

 

印刷機メーカーの作ったものを

多少カスタマイズしておられる会社さんもありますが、

ほぼそのまま使っています。

 

オフセット印刷自体は半世紀に渡って進歩がなく、

ほとんど何も変わっていません。

 

唯一、変わった機械を出したのが、

ハイデルベルグのアニカラー2です。

10年前にアニカラー発表後、最近アニカラー2が発表されました。

 

インキ調節が不要な革命的なオフセット印刷機です。

前行程がデジタルになっても印刷自体がインキ調整で刷り色が変わるのでは

あまり意味がありません。

 

このアニカラーなら、色の変わる要素のインキ調整が不要になります。

これはすごく画期的です。

色調整が要らないというのはオペレーターは色以外の事に注意をして

印刷することができます。

 

逆に色調整ができないということは、

プリプレス段階で色が決まるということです。

色が合わない時はプリプレスに戻って色補正をしなければなりませんが、

カラーマッチングができていればその必要もないですね。

 

色が変わらないとは、

まさにインクジェットプリンターと同じ感覚ですね。

 

でも、少し世に出てくるのが少し遅かったかもしれませんが、

インクジェットプリンターは、機会は高いし、インクも高いので、

普及するのはまだ時間が掛かりそうです。

 

 

 でも、今後はどうなるのでしょうか?

 

未来は誰にもわかりませんが、ほとんどのオフセット印刷機メーカーは

インクジェットのヘッドメーカーとタイアップしています。

 

オフセット印刷機メーカーの用紙搬送機構の

フィーダー(給紙)部分やデリバリー(排紙)部分と

インクジェットのヘッドを組み合わせた機械を作っています。

 

もうすぐそこまで、版が要らなくなる時代が来ています。

プレスからプリントへ益々技術が要らなくなりますね。